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犬の基礎知識

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犬の基礎知識


犬の起源

一般的には約2万年前から家畜として飼育されていたとされています。狼の子どもを人が育てていく過程で、イエイヌとして定着していったという説のほか、諸説あって何が正しいのかは不明です。野生種とは明らかに頭骨の形が違っていたことも遺跡から発掘されている骨で確認が取れていたり、一部の学者の間では、3万5千年ほど前には家畜として犬が飼育されていたとの見解を述べており、本当のところはハッキリしていないのが実情です。

古くは近隣国への貴重な贈り物として重宝された時期もあったようですが、人との暮らしの中で、よくほえる犬、何かを追いかける犬、おとなしい犬など、犬の個性によって人間の暮らしをサポートすることができることを学び、その特徴を追求することで狩猟や運搬、監視や防犯などに役立つよう改良が進んだとされています。


犬の年齢と寿命

犬の年齢

人間
1ヶ月 1歳
2ヶ月 3歳
3ヶ月 5歳
6ヶ月 9歳
9ヶ月 13歳
1年 17歳
1年6ヶ月 20歳
2年 23歳
3年 28歳
4年 32歳
5年 36歳
6年 40歳
7年 44歳
8年 48歳
9年 52歳
10年 56歳
11年 60歳
12年 64歳
13年 68歳
14年 72歳
15年 76歳
16年 80歳
17年 84歳
18年 88歳
19年 92歳
20年 96歳
21年 100歳

犬の寿命

住環境や食環境の好転と医療技術の進歩も手伝い、現在では13歳~14歳が平均寿命になっています。10年前は8~9歳程度でしたから飛躍的に伸びています。これにより犬の社会にも高齢化の問題も表れてきています。

幼齢期 ~6ヶ月齢
若齢期 6ヶ月~1歳
壮齢期 1歳~5歳
熟齢期 5歳~10歳
老齢期 10歳~13歳
高老齢期 13歳~

様々な犬の習性

・走っているものを追いかける

犬の祖先はオオカミのように獲物を追いかけて捕獲する生活をしていたと見られています。その名残りであると考えられています。

・声でコミュニケーションをとる

犬は犬同士や人間とのコミュニケーションに声を使います。唸ったり甘えた声を出したり、遠吠えしたりする行動です。もともと群れを成して生活する習慣があることから、このように声を出してのコミュニケーション能力が発達してきたと考えられています。

・犬の服従行動

積極的な服従・・・・・・最も強いオスに対して口の端を引き締めて鼻面を舐める仕草をします
服従・・・・・・自分より強い固体が近付いてくると足元に寝転がりお腹を見せます

・電信柱にオシッコをかける

犬にとって声でのコミュニケーションに次に、臭いでのコミュニケーションもよく使われます。犬のオシッコのなかには自分を示す臭い物質が入っているからです。比較的近い距離にいる犬同士は、この臭いをもとにコミュニケーションを図っています。簡単にいえば縄張りを主張しているわけです。
飼育されている家を中心に、お散歩ルートが自分の縄張りなんですね。犬が散歩好きなのは、体を動かしたいという欲求を充たすだけではなく、縄張りチェックをしたい本能が影響しているといわれています。この行為をマーキングといったりします。

・片足をあげてオシッコをする

オス犬は片足をあげてオシッコをします。メス犬は足をあげずに腰を落としてオシッコをします。もっともオス犬でも子犬のときは足をあげず、成熟してくると足をあげるようになります。この行為も諸説ありますが、できるだけ遠くまで臭いを拡げるため行為だといわれています。

・お尻の臭いを嗅ぎあう

犬同士が対面するとお互いのお尻の臭いを嗅ぎあいます。犬同士の挨拶のひとつで、オスかメスか、強そうなのか弱そうなのかを探っているといわれています。

・ウンチを後ろ足で飛ばす

特にオス犬によくみられる行動ですが、前足と後ろ足を激しく動かし後ろ向きに地面を引っかいてウンチを飛ばすことがあります。オシッコでもたまに見られるようですが、これも臭い付けの一種です。ウンチの臭いだけではなく、指の間にある汗腺からの臭いを加えてより縄張りを主張する行為だと考えられえいます。

・尻尾を丸める

犬が尻尾を後ろ足の間にいれている仕草を見たことがあると思います。あの状態を尻尾を丸めた状態といいます。この仕草は恐怖、不安、服従などを表すシグナルだといわれています。実はこの行動も臭いでコミュニケーションを図る犬ならではものなんです。尻尾で肛門腺(臭腺)に蓋をして相手に臭いを嗅がせないようにしているといわれています。この状態とは逆に、尻尾を高く上げている状態は自分の強さを誇示しているといわれています。

・尻尾をふる

相手に対して親しみを表すためだといわれていますが、一方で攻撃的な気持ちがある時には威嚇のために尻尾をふります。尻尾をふっているからといって、安心して近付いてはいけないこともある訳です。威嚇の場合には尻尾を垂直にはね上げて小刻みにふります。親しみの場合には大きく水平近くまで振ります。表情もその見極めには重要な要素となります。


犬の体の特徴


各部位の名称

<感覚機能>

・聴覚

人は20Hz~20,000Hzの音を聞くことができますが、犬は35,000Hz程度の高音までが可聴帯域のため、人には聞こえない高周波音を聞き分けることができます。

・嗅覚

犬の鼻が利くことはよく知られていますが、人の100万倍から1億倍も敏感です。この能力を利用してトリュフ探しに使われたり、麻薬などの犯罪捜査に使われたり、地震や遭難などの救助犬として重宝されています。

・視覚

犬は目が悪く近眼です。100m先のものは識別できず、細かなものもあまり識別できません。ただし動くものを識別する能力は人より長けています。目が顔の横に付いているので、人にくらべ視野はとても広く、目標物に対する距離感に優れています。ほんの少しの光でも見ることができるため、暗闇でもよく見えます。

・味覚

味覚はとても鈍感です。嗅覚が発達しているために味覚は発達しなかったと考えられています。人は鼻が詰まった状態では、美味しいものも美味しいと感じられませんが、犬は嗅覚だけで判別しているので味覚にはほとんど頼らないようです。


断耳、断尾をする犬種

犬種の中には、耳を切ってたれ耳を立ち耳にしたり、尻尾を短く切ることが、その種のスタンダードに定められていることが結構あります。下記はその一覧です。

犬種 断耳 断尾
ヨークシャーテリア
プードル(全サイズ)
ワイヤーフォックステリア
ボクサー
アメリカンコッカースパニエル
ジャーマンポインター
シュナウザー(全サイズ)
グレートデン
イングリッシュスプリンガースパニエル
エアデールテリア
ミニチュアピンシャー
ブービエデフランダース
ウェルシュコーギーペンブローク
ワイマラナー
ドーベルマン
ジャックラッセルテリア
ロットワイラー

断耳をする時期

断耳は生後2~3ヵ月ころに行います。もともとの目的は・・・、
・牧羊犬や闘犬が戦いで耳を傷付けられることの予防措置
・垂れ耳犬種の聴力確保のための措置
などの目的で始められたとされますが、今では美的な外形を維持するために行われています。耳のカットの仕方は犬種によって異なります。


断尾をする時期

断尾は生まれて直ぐにカットします。もともとの目的は断耳と同じですが、こちらも今では美的に外形を維持するために行われています。犬も痛いので泣き声をあげますから、これを嫌って、動物病院で外科的にカットするのではなく、ブリーダーが輪ゴムで縛って壊死させて、自然脱落により断尾していることもあります。断尾後の尻尾の長さは犬種によって異なります。

どちらも残酷だとの意見が根強くあり、現在では法律で禁止している国も出てきました。ただし、AKC(アメリカ)やJKC(日本)などの多くの主要な犬籍登録団体の犬種スタンダードでは、今でも断耳あるいは断尾した容姿をスタンダードとして認めている状況です。



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